従来の杉箸の製法は、高級品製造時にありがちな人手がかかりすぎるということ、そして端材利用のため歩留まりが悪いという生産者側としての致命的欠陥がありました。
すべての割り箸が同じ作り方ではありません。
吉野の割り箸は、本当の端材のみを使用して作っています。
まさに資源の有効利用です。
しかしながら、端材を材料にするがゆえに、他の製法の割り箸と比べ、
今まで非常に効率の悪い方法でしか製造できませんでした。
また、現在吉野の木材・製材も、外材との競争・建築工法の変貌等で極端な売れ行き不振が続き、その副産物である背板(割り箸材料)も、慢性的不足をきたしています。
これらのことから、杉割り箸は、高級品ではあるが、商品としては扱いにくいというイメージがありました。
しかし、弊社では弊社協力工場と思考し、今までと違った新しい製法を開発いたしました。(製法・装置特許取得済)
この製法を使うことにより、新しい切り口でお客様に商品を提供するということと同時に、今まで懸念されていた吉野杉の割り箸製作の効率の悪さを改善することができました。